あたしは、悪魔と契約しました。
1人になり、ジッとパソコンと向き合う。


このロックを開いたら、、、


この4桁の番号を思い出さしたら、、、


全てが、きっと変わってしまう。


不思議と、そんな気がする。


それでも、誰かが、、、あたしの大切な人が待ってる気がする。


、、、思い出したい。


『千尋、千尋、千尋、、、』


ちひろ、チヒロ、CHIRO、、、


『千尋の「ち」は、「千」』

『千尋の「ひ」は、「ひ」、「ふ」、「み」、「よ」の「ひ」』

『千尋の「ろ」は、「ロク」』

『「1016」で、千尋。忘れないで』


、、、さく、ら。


あたしは震える手で”1016”と、パソコンに数字を打ち込んだ。

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