あたしは、悪魔と契約しました。
「笑わないで、、、」


まだ笑っている男に、言う。


「先公も知らねぇ、10代が居るかよ」


そう言いながら、男はまだ笑う。


それにあたしは、俯く。


少しして、そんなあたしに気付いた男が、、、


「そんなに、落ち込むなよ」


気まずそうに、言う。


「あたし、、、あなたの当たり前を、知らないから」


それは、仕方のないことなんだけど、、、


あたしだって、、、知りたい。


世の中の普通って、モノを、、、


でも、出来ないから、、、


「お前。本当に、どっかのお嬢様かよ」


男はため息を吐き、立ち上がる。


飽きれ、、、られたかも、しれない。

< 28 / 297 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop