あたしは、悪魔と契約しました。
そう思い、あたしはあの、、、河川敷に足を向けた。


あの頃と同じ場所に、腰を下ろす。


初めて、哲也と出会って、、、もう、5年も経つ。


瞼を閉じ、哲也との時間を思い出す。


そして「ありがとう」と「さよなら」をする。


過ぎ去った、時間たち、、、


その時間たちを戻せる人間なんて、、、どこにも、居ない。


好きだったよ、哲也。


愛してるよ、哲也。


今も、あたしは、、、


哲也だけを、愛しています。


たぶん、それは、、、


これからも、変わることはないでしょう。


哲也のことを、忘れられる日なんて来ないだろう。


明日も、明後日も、何年か後も、、、


あたしは、同じ言葉を哲也に向けているだろう。

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