あたしは、悪魔と契約しました。
「お前に、たくさん聞きたいことがある」

「何?」


ちゃんと、全部答えるよ?


「力は、、、俺の子だよな?」


不安そうで、今にも消え入りそうな声で哲也は尋ねる。


そんな哲也に、あたしは小さく笑みを溢す。


「そう、だね。力は、、、哲也とあたしの子供。今のあたしにとって、1番、、、愛おしい人」

「なんで、、、言わなかった」


それは、、、


「あたしもわからなかった。自分が、妊娠してたなんて」


あの2人と出会って、その時初めて知った。


「力がお腹に居るってわかったのは、哲也の傍を離れてから。ごめん、勝手に生んで、、、」


でも、下ろすなんて出来なかった。


だって、哲也との子供だったから、、、

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