あたしは、悪魔と契約しました。
兄はいつだって、あたしが望む、、、


光の世界を、生きる人。


でも今の兄は、、、「光の世界を生きる人」とは、呼べない。


だって、今の兄は、、、堅気の、人間じゃないから、、、


それは、兄の口から直接聞いたわけではない。


だから、本当か、どうかわからない。


だけど、間違いではないだろう。


だって、あの人たちが言っていたから、、、


兄と会わなくなって、8年。


あの頃の兄と、あたしは同い年になった。


毎月、5万円。


兄は、あたしに仕送りをしてくれる。


そのお金で、あたしは何とか生活をしている。


あたしのことが、嫌いなのか?


それともあの人たちにとって、あたしは人として見られていないのか?

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