あたしは、悪魔と契約しました。
それぞれの世界
あの後、、、


哲也はいつも河川敷に、あたしのことを送ってくれた。


そして、、、


「もう、ここに来るな」


そんなことを、口にした。


「、、、どうして?」


ここに来なくなったら、あたしは哲也に、、、会えない。


あたし達の関係は、終わりを告げる。


「また、危ない目に合うかもしれない」

「あたしなら、大丈夫だよ」


あたしの言葉に、哲也は眉を細める。


「連絡先、教えろ」


そんな言葉を向けてきた。


連絡先?


あたしは何を教えれば良いのかわからず、首を傾げた。


「携帯。持ってるだろ」


その言葉に、あたしは首を横に振った。


携帯なんて、あたしは持っていない。

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