あたしは、悪魔と契約しました。
早く、ここから、、、


あたしのことを、助けて、、、


息さえも、ロクに出来なくなるような気がする。


それに、、、


息さえも、するな。


そう、言われているような気がする。


全部、あたしの気のせいなのかもしれない。


だけど、、、


あたしは死ぬことも出来ないから、ここで必死に息するしかないんだ。


でも、そろそろ、、、限界だ。


あたしは、哲也の約束を破り、、、外に出ることにした。


どこまでも続く、空を見るために、、、


なのに、その日は調度、、、雨だった。


青い空も、見えない。


厚い雲に覆われ、その雲から雨が零れ落ちる。


そんな中を、傘も差さずに歩いた。

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