あたしは、悪魔と契約しました。
誰かに聞かれることもなければ、誰かに話すこともない。


それでも、そんなことを考えてしまうあたしは、、、バカなんだ。


どこかで、現実と異なることを想像してしまう。


そしてその想像は、現実に、、、起こることは、ない。


そう思って、17年。


あたしは、、、生きてきた。


でも、その想像が、、、17年目にして、、、


やっと、、、起きたのだ。


いつものように、いつもの場所に居たあたしに、、、


「何が見える」


そう、声を掛けて来た男が居た。


あたしは、驚きのあまり、、、どう返事をして良いのか?


頭の中が、真っ白になった。


「いつも、ここで何を見てる」


そんなあたしに、男はもう1度尋ねて来た。

< 6 / 297 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop