あたしは、悪魔と契約しました。
それを見て、、、


高校生だったんだ。


なんて、今更ながら理解する。


「、、、コスプレみたい」


あたしは、そんな言葉を哲也に向ける。


「学校、行ってた」


それは、その格好を見ればわかる。


学校にも行かないのに、制服を見に付ける必要なんてない。


あたしの、ように、、、


「で、お前は何やってんだよ」

「限界、だった。これ以上家に居たら、息をするのさえ、、、忘れそうだった」


あたしは哲也から視線は外し、冷えた指先を暖めるように、自分の手を握る締める。


「風邪、引く」


そう言い、あたしの腕を掴むと歩き出す。


あたしは哲也に引きずられるように、その場を後にした。

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