『好き』と伝えるのは難しい
ー次の日の放課後
栞菜『はい。これ。』
梨華『ありがとう。生徒手帳なくて困ってたの。でも、なんで栞菜ちゃんが持ってるの?』
栞菜『あー、梨華ちゃん昨日の朝ぶつかったでしょ?その人、私の弟なのよ。』
梨華『えっ!嘘!ごめんなさい。』
栞菜『気にしなくて大丈夫よ!』
梨華『ありがとう。その、弟くんに伝えてもらってもいいですか?』
栞菜『良いわよ。』
私は、栞菜ちゃんに伝言を残した。