『好き』と伝えるのは難しい






ー本家



瑠奈『ママ、パパ。ちょっと相談があるんだけど、少しいい?』



ママ・パパ『どうしたの?』



瑠奈『あのね、いつの間にか瑠夏が桂木財閥とね関わっていたの…。それで、ここ最近翼の様子がおかしかったから聞いたら本郷梨華って子のことを調べてるって言ってたの。本郷梨華って瑠夏じゃん?翼を取られたくないの。』



ママ・パパ『瑠奈はどうしたいの?』



瑠奈『もう、瑠夏を外に出さないで!翼と結婚するまででいいから。お願い。』



ママ・パパ『瑠奈の為なら仕方がない。明日の朝までには物置小屋に南京錠を掛けておく。』



瑠奈『ママ、パパありがとう。少しだけ、瑠夏と話してくるね?』



ママ・パパ『直ぐに帰って来なさいよ?で、何かあったら直ぐに電話しなさい。』



瑠奈『はーい!』



これでいい。これでいいんだ。



瑠夏なんて生まれてこなければ良かったのに。そしたら、、、



そしたら、こんなことしなかった。





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