『好き』と伝えるのは難しい
小さい頃は、いつも一番は瑠夏だった。
こんなの、ただの嫉妬って分かっていても止められない…………
そして、本当は小さい頃から翼は瑠夏の婚約者と決まっていた。
でも、私と同い年の翼に惹かれていった。どうしたら私のモノになるのか考えて、考えて出た答えがこれ。
丁度いいことに瑠夏が折り紙で薔薇を折ったことから始めた。
やっぱり、私より瑠夏の方が凄い。
だけど、翼だけは、翼だけは、取られたくない。だって、幼稚園の時堂本財閥だったことでイジメられていた時守ってくれた。
その時に私は翼に言った。
瑠奈『翼くん、ありがとう。これからもずっと守ってね?』
翼『うん!』
だから私は翼がいないと生きていけない。