『好き』と伝えるのは難しい
ートントン
翼『俺だけど入っていい?』
栞菜『どうぞ。』
ーガチャッ
翼『こないだはごめん…。』
栞菜『もういいわよ………。で?何?』
翼『俺、その後も気になって本郷梨華について調べたんだ。そしたら、本郷梨華の本名が分かったんだけど、聞く?』
栞菜『聞く。あんた、梨華ちゃんの家の場所って知ってる?』
翼『本郷梨華の本名は堂本瑠夏だった。そして、家はあの、堂本財閥だ。』
栞菜『そんな訳ないでしょ?堂本財閥はあの堂本瑠奈の長女しかいないのよ?次女がいるなんて聞いてない!』
翼『堂本財閥は、今まで堂本瑠夏がいることを隠していたんだ。それが、1つ目の隠蔽だった。2つ目は、お前も知ってる通り薬など裏の役職をしていた。それも、さっき、証拠が取れたからもう時期逮捕されるだろうな。』
栞菜『あんたは、本当に瑠奈と結婚することを望むの?』
翼『いや、堂本の父親、母親、瑠奈が逮捕されるらしい。』
栞菜『じゃぁ、結婚どうすんのよ!』
翼『さっき、親父とお袋に会ってきて話した結果、堂本財閥との結婚は破棄だってさ。でも、相手はまだ決まったないが結婚式はあの日にするそうだ。』