『好き』と伝えるのは難しい





ー翼side



あれって、俺振られた?



柄にもなく泣きそう。



栞菜『で、あの後どうなったの?』



リビングに行くと姉貴が聞いてきた。



翼『はあー。瑠夏に俺のことどう思ってるか聞いた。』



栞菜『で?で?』

俺の気も知らないではしゃいでる。



翼『優しくて親切な人だってさ。』



栞菜『私が聞きたいことはそんなことじゃないのよ。付き合ったかどうかが気になるんだってば!』



翼『好きとは言ってない。でも、あれを聞く限りokだとは思えない。正に、友達以上恋人未満って感じた。』



栞菜『そっか。』



姉貴はそれ以上聞いてこなかった。





翼side-end






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