先生と恋をしました。
好きって…何?
先生に家がばれて…
でも先生は私は私だと言ってくれて
また先生のいいところを見つけた。
家にしばられて
家のことで周りからはまともな扱いを受けたことがなかったから、先生のあの言葉は嬉しかった。
財閥令嬢という肩書きが先生の前では意味を持たないってことがわかって…
また一つ先生に惹かれた。
あれからもう2週間はたつだろう…
でもあの言葉を言ってくれた先生…
家のことも受け入れてくれた先生…
あの時の先生は忘れられない…
それからというもの…
授業中に時々目が合うと一瞬なのに、それだけで恥ずかしくなってしまう
先生が私の名前を呼んだ時ドキドキしてしまう…
最近の私は変なのかもしれない…
いつも先生のことを考えている…
学校だけでなく、家でも…
私、先生に惚れてるのかな…?
恋をしたことのない私がわかるはずもないけど…
私は先生に恋をしているの?
「よーし!今日は1ヶ月後にある体育祭の出場選手を決める!
んじゃ高瀬頼むわ!」
「はい。」
教壇に登り出場選手を淡々と決めていく。
「……残りは障害物だけね。
誰かいませんか?」
クラス内がざわめき出す。
「やだー!障害物競走とか何やるかわかんないし!
こな吹きとかあったら最悪。絶対出たくなーい!」
そう、こんなことばっかり…
まず持って女子はやろーとしない。
男子も女装が去年あったからやりたくないって言ってるし…
毎年これはやりたくない人が多いよね…
今年の内容も当日までわからないし…
見てる側はすごく楽しくて、一番盛り上がる競技なのにね…
「えーまじで誰もいないの!?」
「先生はこれのクオリティの高さを知らないからねー」
「そんなきついのか?」
「きついとかじゃなくて、肉体的にも精神的にもよろしいものではないとおうか…」
本当に誰もやらないの?
どうするのよ!
「誰もいないなら私やる!」
おお!
って麗かよ…
ってことは…
「だから遥佳も決定ね!」
やっぱり…
なんとなく来ると思ったよ…
「…はぁ、しょうがない。
あと2人やってくれる人?……」
………
時間はかかったけど無事選手は決まった。
私はほぼ強制的に障害物競走になっちゃったけど…
まぁ麗と一緒だからいいか。