先生と恋をしました。


「さっさと終わらせて帰らせていただきます。」


「そんな冷たい反応しないでよ」


「藍沢先生には教師である自覚が少なすぎるのでは?

他の生徒のら勘違いしちゃいますよ!

少し注意した方いいと思います。」


「うわー生徒に説教されちゃったよ。

…でも多分こんな態度取るのは高瀬にだけだと思うよ?」


どういう意味?


「まぁ、まだまだ時間はあるからそのうちわかるよ」


「…先生終わりました。それでは帰らせていただきます。」


机からたち先生に礼をして帰ろうとしたとき…


私の頭の上に何が乗った。

温かくて頭全体を包み込んでしまうような大きな手が私の頭の上に乗っていた。

うそ…?

今私先生に頭撫でられてるの…?

優しく大切なものを扱うような手つき…

でもその手はすぐに離れた…


「…先生?」

「あーごめん。びっくりしちゃった?

でもこれは今日のお礼。

学級委員長と雑用やってくれた」


私はびっくりしすぎて自分が今どんな顔をしているのかわからない…

不意打ちの先生の行動に驚きと心がざわめいている。


「ありがとな高瀬!さよなら。」


「…さようなら…」


ドアを閉めて準備室を出た時自分がいつもの自分でないようだった。




先生の声…
先生の言葉…
先生の手…
先生の態度…


全てが私の心をかき乱した。

ずーっと心の中にしまいこんでいたものを先生に見られてしまったようで…


自宅に帰ってからも先生のことが頭から離れなかった。


他の男子とほ明らかに違う何かに惹かれていたの子もしれない…



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