あなたの隣ってあいてますか?



キャプテンは、高校時代にバレーボール部と柔道部の掛け持ちをしていたらしい。

「いや、俺な運動神経いいから、主に柔道部やってんけど、バレー部に借り出されててん。しかも、エース。そん時のエースがケガしてもうて、急遽俺が出ることになってん。まあ、二回戦で敗退したけどな…」

「キャプテン、そんなに運動神経いいんですか?」

「円ちゃん、見えへんか?」

「はい。そのお腹じゃあ…」

「俺、意外に筋肉あるんやけどな…」

「はい。お待たせ!ゴーヤーチャンプル、ソーメンチャンプル、もずくの天ぷら、クーブイリチー、ジューシー」

「ちゅうさん、ありがとうございます。私、沖縄料理食べるの初めてなんです!」

「ちなっちゃん、作りごたえがあるわ!ようさん食べてや」

感動!!

めちゃめちゃ美味しい!!

特に、このジューシー!

こっちで言うと炊き込みご飯かな?

もずくを天ぷらにするなんて!

沖縄の人ってすごいな…

「めっちゃ美味しい!」

「ね!」

「円さんも?」

「うん!この、クーブイリチーが最高!」

「美味しい!昆布炒めみたいな…」

「そう。昆布炒め。変わったのがいっぱいあるやろ?たくさん食べな」

「「はい」」

お酒は、程々にして食べるものは、デザートまで食べた。

男性陣、泡盛を飲んでいた。



< 15 / 70 >

この作品をシェア

pagetop