あなたの隣ってあいてますか?
休憩時間数人の仲のいい男子が、佐山くんのところに集まってきた。
「なぁ、佑大!昨日、真下さんに告られたってほんま?」
あっ、やっぱりそうなんや。
「めっちゃ、羨ましい!」
「あの子可愛いもんな」
「前から噂あったで!佑大のこと好きって」
そんな会話をしてる間、佐山くんと目が合った。
「で、付き合うん?」
「いや、断った」
「「ええ?まじで?もったいない!!」」
やっぱりあの「ごめん」はそうやったんか…
「何?何?」
咲良がお弁当を持って私の席に来た。
「昨日の真下さんとの話」
「ああ、あれか…で、結果は?」
「断ったって」
「まじで?もったいないな」
「咲良は、男子か…」
「同んなじこと言ってた?」
「うん」
「だって、真下さん可愛いし、モテるし、狙ってる人多いし…」
「ね、本当にそう思う」
「好きな子のこと、めっちゃ好きなん違う?」
さっきも、目が合った。
遠くにいる時もよく目が合う。
なんやろう?