あなたの隣ってあいてますか?
挙式は、天井から降り注ぐ光に包まれながら、厳かに執り行われた。
蛍さんは、すごく綺麗でマーメイドのドレスがとても似合っていた。
ちなみに、羽田さんは…
「進藤ちゃん、かっこよすぎる
俺的には、ドストライク!」
確かに、進藤さんかっこよかった。
羽田さんは、かっこよすぎると言って、目がウルウルしていた。
彼氏いるのに…
挙式が終わり、フラワーシャワーとブーケトスが行われるとのことで、移動する。
ん?
あの、おじさんとおばさん見たことある。
ん?
「佑!!」
私は、慌てて手で口を覆った。
ってことは、お父さんとお母さん?!
私は咄嗟に羽田さんの後ろに隠れた。
「ちなっちゃん?大丈夫?」
羽田さんが席次表を手に持っていたので、見せてもらうように言った。
「羽田さん、それ見せて!」
「ああ…はい」
【新郎 従兄弟 佐山 佑大】
やっぱり…
佑は、進藤さんの従兄弟…
こんな場所で会うなんて…
まだ、バレてないけど披露宴会場に行けば解ってしまう。
「どうしたん?」
羽田さんに詳しく話をした。