恋も試合も全力で!


今度はあたしが赤くなった。


「嫌うわけないじゃん…」


そう呟いて

赤い顔を隠すように布団に潜る。


「あたしのこと好きじゃないと思ってた」

「はぁ!? お前しか見てねーしっ!」


言ったあと、
恥ずかしそうに顔を伏せる裄。


「あたしも…裄しか見てないよ…」


呟くと、裄は顔を上げた。

その瞳に吸い込まれそうになった。


「大好きだから」


そう言って
また唇を重ねた。

深くて、甘い甘いキス。




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