恋も試合も全力で!
あたしの名前を呟く裄。
そして。
「愛してる、から」
あたしの目をまっすぐ見つめて、真剣な顔で言う裄。
「あたしも、愛してる」
微笑みながらそう言うと、裄も優しく微笑んだ。
好きな人と繋がれることが、こんなに幸せなんて。
今までよりももっと、愛しくなるなんて。
思ってもみなかった。
今なら裄の彼女だって、胸張って言える。
だって、体中で裄の愛を、感じることができたから。
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