恋も試合も全力で!
続3*2.人を好きになること
一度、裄の家に寄って、帰り着いたのは午後2時。
お昼ご飯とか食べてたらそうなった。
「ただいまー」
リビングの扉を開けると、未だ部屋着でくつろぐ両親。
「おかえり。今日5時に家出るからね」
「え? 5時?」
そういえば、遼多昼から部活って言ってたもんね。
それなら急がなくて良かったじゃん。
「裄。あたしの部屋行こっか」
裄と共に部屋におさまった。
「あっ、着替えなきゃ」
「おー、着替えろー」
あたしの雑誌を勝手に読みながら、言う裄。