恋も試合も全力で!
続3*3.ケンカ
出掛ける時間までずっと、あたしは裄にくっついていた。
あたしを足の間に入れて、後ろから抱きしめるように腕を回す裄。
裄の腕に包まれて、すごく幸せ。
たまに思い切り体重をかけられて、キレたりしてるんだけど。
そのままの状態で、いろんな話をした。
中学時代のこととか、家族の話、その他諸々。
付き合ってもうすぐ2年になるけど、まだまだ知らない裄がいっぱい。
それを少しずつ知ることができたのが、嬉しかった。