恋も試合も全力で!
あたしと裄は、一瞬顔を見合わせた。
「高2の5月からですね」
「きゃーーーっ! 長いねーっ! いいなあー」
一人声をあげる唯衣先輩に対して、すごく冷静な流川さん。
きっと、クールなんだろうな。
「けど、唯衣先輩の彼氏さんも、かっこ良いですよね」
「かっ、彼氏だなんて‥///どうしよー、流川直人っ」
顔を赤くして、なぜか流川さんをフルネームで呼ぶ唯衣先輩。
「別に。どうもしねぇんじゃねぇ?」
‥‥‥クール。
かっこ良いな‥