恋も試合も全力で!
「けど‥‥‥俺はどうしても、浅海と別れたくない」
俺といても、つらい思いをさせるのは分かってる。
けど‥
それでも俺は、浅海にそばにいてほしいんだ。
「でも裄‥‥あの喧嘩以来、あたしのこと避けてたじゃん‥」
浅海に痛いところを突かれた。
「それはっ‥‥」
確かに俺は浅海を避けてた。
それは変えられない事実。
でも‥
「俺さ‥浅海と喧嘩した日に、恩田に告白されたんだ」
俺は、正直に話すことにした。
このままじゃあ、浅海とだめになるから。