恋も試合も全力で!


「誰が俺のことを好きでも、俺が好きなのは、浅海だけだから。この先もずぅーっと」


浅海の目を見て、優しい声で言った。

俺のこの想いは、この先死ぬまで変わらない。

根拠はないけど、そう言い切れる。


隣で微笑む浅海が、なんだかいつもより可愛く見えた。

嬉しくて、自然に笑みがこぼれる。


大学に着くと、浅海の中学の先輩の唯衣さんと、彼氏の流川さんに会った。

俺たちを見て興奮する唯衣さんに、少し苦笑い。

そんな唯衣さんに上手く接する流川さんは、ほんとにクール。

男の俺でもかっこ良いって思った。

けどさ。




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