恋も試合も全力で!


遼多はそれまで口を開かなかった桑原に、声をかけた。

しかも、浅海が好きかどうか。


「ちょっと待てよ。桑原は浅海が好きなんだろ?
浅海にキスした時、そう言ってたじゃん」


この話は、遼多にもした。

だから桑原の気持ちは知ってるはずなのに。


戸惑ってる俺に、桑原は言い放った。


「別に、好きじゃないっすよ?」

「…は?」


好きじゃない…?

浅海を好きじゃないって言ったのか?




< 340 / 463 >

この作品をシェア

pagetop