恋も試合も全力で!
「もう、やだぁー…」
涙を拭いながら、あたしは保健室へと向かった。
こんな状態で、教室なんて行けない。
保健室に行くと、先生に適当な理由を話して、布団へと潜った。
あたしって、なんでこんなにも裄中心なんだろう?
あたしの喜怒哀楽全部、裄が理由かもしれない。
裄のために喜んで
裄のために怒って
裄のために泣いて
裄のために笑って
あたしの頭の中
裄、裄、裄。
正直、悔しい。
裄のせいで怒ってても、
結局裄が好きな自分が悔しい。