家族ごっこ
ま、まあ?
イクメンかなーって思ったし、うん。違和感は私がなるよりないかな。
「私は、司馬羽故、17歳です。一応役柄は『ツンデレ系お姉ちゃん』です」
「わあ!お姉さん、お姉ちゃんなんだ!」
子供、字にするととぉってもわかりずらい言葉を話すな。
「僕が一番手だったみたいだから、色々ルールを伺ったから説明しますね。
まず、ここでは全部名前で呼び捨て…オア、役柄名で呼ぶこと」
「あわわ…」
詩乃ちゃんが慌てて口を抑えた。
あぁ…さっき、智輝さん!って呼んじゃったからか。
「じゃあ私は、智輝ーか、お母さんーって呼ぶしかないんですか?」
なんか全部嫌な選択肢だな。
「はい。ちなみに敬語も禁止です。僕は癖なので気にしないでください」
「…」