もう一度、あなたと
初患者かまさかの同中、同高の友だちで、


気楽にできた。


終わりの頃になると、私の体も限界に…


外来が終わる頃には、喘息が出た。


「ゲホッゲホッ…ケホッ……」


「香澄先生?」


「ゲホッゲホッ…優…ケホッせんせい?ケホッッゲホッゲホッゲホッ」


「ほら、吸って…吐いて…吸って…吐いて…」


だんだんと息が整ってくる。


「あ、すみません…なんか…優先生」


「いや、香澄先生、喘息持ちなんだね…」
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