もう一度、あなたと
「香澄先生!大丈夫?香澄先生!応答して?」


目を開けて、ボーンとしてる。


自分でも分かる。


口をパクパクしてみるも、声がでない。


「きずいてたら、右手握って?」


ぎゅっと握った。


「いったん処置室に移動するね」


そういって、姫だっこされた。


だんだん痛みが引くも、恐怖が私を襲う。


「意識だけは保って…」


優先生に言われた。
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