もう一度、あなたと
急ぎ足で行くと、発作で苦しいのか、


胸をつかんで肩をゆらして息をしている。


「はい、マスクつけるから」


酸素不足っぽいから、一応つけた。


発作がきついのか、春樹くんの意識が飛んでしまった。


寝てる間に発作の点滴をした。


「香澄先生、ありがとうございます」


「いえ、大丈夫ッゲホッですよ…ッケホッケホッゲホッ」


「香澄先生?大丈夫ですか?」


「うん………ゲホッゲホッ」


「香澄ー」
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