もう一度、あなたと
「ちょ、何してんの?」


「いや、何でもない…」


窓を開けて優の声を聞こえないようにして


家へと車を走らせた。


「優の隣の筋だよ」


「ふぇー近いねー」


「うん、さ、上がって…」


「お邪魔しまーす」


「誰もいないよ」


「え?独り暮らしなの?」


「当たり前じゃんか…」
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