不良くんと鈴の音
幼馴染といっても、中学からは
一緒に登下校する事もなくなり
お母さん同士だけの付き合いで
同じ高校に入って
同じクラスになっていなければ
これから一生話すことないと
思っていた。
「お前いつからそんな趣味悪く
なったんだよ!やめとけよ!
あんなク…」
パシッ
いつものクラスのお調子者のような
口調じゃなく本気で言う佳の
次の言葉が予想出来たから
私は
佳を叩こうとしてしまった。
それを
「やめなさい。何があったの」
「………先生」
小野田先生に止められた。