不良くんと鈴の音
「いいけど、何で」
目があってるようであってない
不思議な瞳に吸い込まれそう…
「あな…」
「いい、やっぱ興味ない」
冷たい声で遮る冷たい言葉
でも止めてくれてよかった。
もう少しで告白しそうだった…
どーせ結果は見えてるのに
「で、話って」
つまらなさそうに目を伏せる。
その仕草から
全てが整いすぎてる容姿を
包む冷たさに
少しの恐怖を覚えた。
恋のドキドキとは違うドキドキ。
耐えきれず、うつむいてしまう。
『キーンコーンカーンコーン』
「あ」
授業、終わっちゃった……