忘れなみだ
一章「思いだしなみだ」
第一話「転校」
私は親の都合で千葉に引っ越した。
本当は中学時代の友達と離れたりしたくなかったけど…気になる人もいたし
今日からはれて、高校一年生。千葉の高校だ。

クラスの人達を見回すと知らない人ばっかりだった。
私が入る輪なんてどこにもない…
1人ポツンと机と見つめあっていた。
「机とにらめっこしてて楽しい?」
「えっ…あっ」
「私の名前はかな。貴方は1人?」
「うん。大阪から引っ越してきたから、知らない人ばっかりで」
「確かにこの辺の中学はここぐらいしかないからね」
「そうなんだ」
「私の友達紹介するわよ!」
少し心がホッとした。
「私の隣にいるのがあきら、小中ずっとサッカーばっか。サッカーばかね」
「うっせよー!バカはいらねぇよ!」
「アハハっごめん!ごめん!」
「かなちゃん私忘れてるでしょ!」
「そうそうこの子がゆうちゃんちょー可愛いでしょ!」
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