偽りの愛に溺れる。

「どうしよう、その後のことなんも覚えてない…」

慌てていると、琴菜が目を覚ました。

「隆志さん、具合どうですか?」

「昼より良くなってきたよ。」

「良かった…」


「あのさ、俺起きてるとき琴菜に何した?」
 
「……腕を引っ張られて抱き寄せられて、キスされました」
 
「まじか、ごめん……。だけど、これだけは分かってほしい。俺はセフレとして見てないから」

「え?」

「だから…その、琴菜が好きな気持ちが抑えられなくてキスしたんだよ。俺、琴菜のことが好きだ」







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