偽りの愛に溺れる。
第五章 琴菜side
目撃
朝の8時、汐音の家を出て、電車で自宅に戻った。
汐音には「まだいてもいいよ」って言われたんだけど、迷惑がかかるといけないので断った。今日は平日だけど大学が休み。
せっかくの休みだし、たまには一人でショッピングにでもいこうかな!
ルンルン気分でメイクをしていた。
ーでも、この後最悪の出来事が起こるとは、私は思いもしなかった…。