忘れられないの。



「あの時は、ごめん。俺、お前と別れて後悔ばっかりだった」



秋の風が、私の視界を揺らす。



「お前が今日ここに来なかったら本当に終わりにしようと思った。
でも、また会う事ができた。だから言わせてくれ…」



それだけ言って、一息つく先輩。






「今でもお前が好きだ。もう一度、俺とやり直して下さい!」






< 9 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop