鈍感な2人
「では、俺が声を掛けたのだから、金森が職員室に持って行ってくれ。」

「了解した。」

私は相沢君と分担作業をしている。

故に、どちらかが何かの仕事をすればどちらかが残りの仕事をする。

お互いに同じ穴のムジナだから、言わなくても分かる。

職員室に持って行って、教室に帰ると、相沢君は居なかった。

トイレにでもいったのであろう。

お昼になっていたので、お弁当を広げる。

因みに、これは私の手作りである。

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