鈍感な2人
相沢サイド


体育の時間に遅れて来た金森君はびっくりするほど運動神経抜群だったようだ。

クラスの男子が、金森すげぇな…。と言っていた。

記録をみたら確かにすごかった。

金森君は、ボール拾いをしようとしていた。

そこで、金森がまだボールを拾っているのに気付かず、ボールを投げたアホがいた。

ボールは金森君に吸い寄せられるかのように綺麗に頭にクリーンヒットした。

「………。」

何やらブツブツ言いながら、金森君は倒れた。
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