鈍感な2人
聞き込み
結局軽い脳震盪だった私は、そのまま病院へ直行した。
大事には至らなかったものの、念のため一日入院をすることになった。
病院へは、お母さんが来てくれたが、そんなに対したことではないので、安心するように伝えた。
先生から入院の話しを聞いたのか、ボールをぶつけた相手と、相沢君がお見舞いに来てくれた。
「時に金森君。さっき友達に言われたのだが、今日俺がとった行動は、どうやら恋人に取る様なものだったらしい。」
「うむ。助けていただいて申し訳ないが、それはあまりにも考えられない。」
「そこでだ。世の中のカップルにどのようなことが恋人に当たるのか、調査をしたいと思う。」
「うむ。それはナイスだな。相沢君。ぜひ、やってみようではないか‼︎」
この時、ボールをぶつけた相手は思った。
もしかしたらもっとおかしくしてしまったのかもしれないと…。
彼が背中に冷や汗を流していたことは内緒である。