鈍感な2人


「金森君、ちょっと待っていたまえ。」

そう言うと、皆川さんの方へ振り向き、一言。

「俺たちは恋人にはなれそうもないよ。この関係は終わりにしよう。」

皆川さんは、その場に立ち尽くしたまま。

でも、なんだか胸の中のモヤモヤが晴れていくようだった。

私は性格が悪くなったようだ。
< 48 / 65 >

この作品をシェア

pagetop