◆ナイトメア~引っ越し~【ホラー短編】
翌朝。
私は、お風呂で溺れかけているところを発見された。
約束の時間になっても食事に現れない私を呼びに来た真次くんが、いくらインターホンを押しても部屋から出てこないことに異変を感じて、管理人に連絡して鍵を開けてくれたのだ。
なみなみと張られた浴槽の水に、後少しで溺れそうな体勢で私は浮いていたそうだ。
もし真次くんが機転を効かせてくれなければ、恐らく私は溺れていただろう。