みすみの花が開くとき
ロケットの着いた月
いつもと同じ時間、いつもと同じ道。
今までより、はるかに軽い歩み。
学校なんて、退屈なのになぁ。
理由は判っていた。
学校には、花月さんが居る。
いや、それはいつもだけど、いい事が有ったからなぁ。
我ながら、単純だなぁ。
絶対、女の子より、男の方が単純だよなぁ。
いや、僕だけかな?
肩を叩かれる。
振り返ると、遥が居た。
「あ。高杉先輩。はよッス」
「ん。おはよ」
遥が並ぶ。
高杉先輩、背ぇ高いな。僕より少し低いけど。
「早いね」
「はいッス。ちょっと。高杉先輩こそ、早いッスね」
「君に用が有ってね」
「僕ッスか」
「また、長い話になるんだけど、我慢してね」
「学校着くまでに終わります?」
「努力はするよ」
今までより、はるかに軽い歩み。
学校なんて、退屈なのになぁ。
理由は判っていた。
学校には、花月さんが居る。
いや、それはいつもだけど、いい事が有ったからなぁ。
我ながら、単純だなぁ。
絶対、女の子より、男の方が単純だよなぁ。
いや、僕だけかな?
肩を叩かれる。
振り返ると、遥が居た。
「あ。高杉先輩。はよッス」
「ん。おはよ」
遥が並ぶ。
高杉先輩、背ぇ高いな。僕より少し低いけど。
「早いね」
「はいッス。ちょっと。高杉先輩こそ、早いッスね」
「君に用が有ってね」
「僕ッスか」
「また、長い話になるんだけど、我慢してね」
「学校着くまでに終わります?」
「努力はするよ」