みすみの花が開くとき
屋上。
見回す。
無人。
居ない?
あ。昨日の所?
梯子を昇る。
望んだ人影が有った。
雪は仰向けに寝転がって居た。
「花月さん。おはよ」
雪は身を強ばらせた。
「…おはよ」
雪は仰向けのままだった。
「近衛くん。…降りた方がいいよ」
「なんで?」
「城戸さんが来るから」
「それが?」
雪は溜息をついた。
「…近衛くんって、本当に…、乙女心が解らないんだね」
…なんの事だろう?
解らないな。
見回す。
無人。
居ない?
あ。昨日の所?
梯子を昇る。
望んだ人影が有った。
雪は仰向けに寝転がって居た。
「花月さん。おはよ」
雪は身を強ばらせた。
「…おはよ」
雪は仰向けのままだった。
「近衛くん。…降りた方がいいよ」
「なんで?」
「城戸さんが来るから」
「それが?」
雪は溜息をついた。
「…近衛くんって、本当に…、乙女心が解らないんだね」
…なんの事だろう?
解らないな。