みすみの花が開くとき
世界が、時間が止まったような…。
擬音で表すなら、《ほわ~ん》とか《ぽわ~ん》みたいな…。
そんな感じ。
「僕の事が、…好き…?」
白い花が揺れる。
「…ラヴ?」
また、揺れる。
「…僕も、好きなんだけど…」
雪は顔を上げた。
深呼吸。
あぁ、身体中が…熱い…。
深呼吸。
「…僕と、付き合ってくれませんか…?」
その言葉は、あっさりと口から出た。
言っちゃった。
言っちゃったよ。
「…あたし、入院してたから、いっこ年上だよ…?」
《お姉さん》の理由は、それか。
「関係無いよ」
「…あたし、怖がって、…その、性的っていうか…、恋人同士がするような事、出来ないかも…」
「一緒に居るのも、駄目?」
雪はさらに、頬を染めている。
長い沈黙。
「…ふつつか者ですが…」
清水が、染み渡る。
「よろしくね…」
言いながら、心臓発作を心配していた。
「ふつつか者ですが」
擬音で表すなら、《ほわ~ん》とか《ぽわ~ん》みたいな…。
そんな感じ。
「僕の事が、…好き…?」
白い花が揺れる。
「…ラヴ?」
また、揺れる。
「…僕も、好きなんだけど…」
雪は顔を上げた。
深呼吸。
あぁ、身体中が…熱い…。
深呼吸。
「…僕と、付き合ってくれませんか…?」
その言葉は、あっさりと口から出た。
言っちゃった。
言っちゃったよ。
「…あたし、入院してたから、いっこ年上だよ…?」
《お姉さん》の理由は、それか。
「関係無いよ」
「…あたし、怖がって、…その、性的っていうか…、恋人同士がするような事、出来ないかも…」
「一緒に居るのも、駄目?」
雪はさらに、頬を染めている。
長い沈黙。
「…ふつつか者ですが…」
清水が、染み渡る。
「よろしくね…」
言いながら、心臓発作を心配していた。
「ふつつか者ですが」