みすみの花が開くとき
放課後。

放送室。





平和な部活動。

充夏のセクハラ・遥のツッコミ。

健気に大会への調整をする雪・そのサポートをする誠。





事件続きだったせいか、たまらなく心地良かった。


「近衛…、板に、ついてきたな…」


充夏は遥に羽交い締めにされていた。


「そうッスか?」

「あぁ。なぁ、遥…」

「うん。そうね」


充夏は手を二回タップした。


「いや…、そっちじゃなくて、そろそろ…、放してくれ…。死ぬ…」

「大丈夫よ、ミツカン。私だって、殺しはしないって」

「いや…、死ぬ…」


…本当に、今日は平和だな。


< 224 / 307 >

この作品をシェア

pagetop