みすみの花が開くとき
小鳥遊閑は落ち着いていた。


誠さんが刺されたか。





刺されるなら、雪姉さんの方だと思ったけど。

雪姉さん、よく襲われるし。





…それより、陰矢光如。

こいつはどうしてやろうか。

目一杯、苦しめてやる…。





でも、まぁ、今は誠さんが第一か。

大丈夫かな、あの人?





…誠さんが死んだら、雪姉さんは悲しむかな?

だとしたら誠さん、死ぬなんて、許しませんよ。

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