みすみの花が開くとき
「僕、何するのか知らないし」

「教えます」

「花月さんが?」

「はい。責任を持って」


花月さんと一緒に居られるんだよな。


「入る」

「本当ですか…?」


雪の瞳は輝いた。


「入部届、明日でいい?」

「はい。…あ、今日…、暇ですか?」

「うん」

「じゃあ…、見学しませんか?活動、覚えちゃいましょうよ」


合理的?


「お邪魔します」


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